マリオ&ルイージRPG3!!!/任天堂

マリオ&ルイージRPG3!!!

面白かった！！「正しいDSゲームの作り方講座」といった具合のお手本的ゲーム。
『夢幻の砂時計』といい、任天堂のゲームはハードの長所を引き出すのが上手いなぁ。
DSの↑画面でクッパを操作して、そのアクションに合わせてクッパの体内にいるマリオ＆ルイージを↓画面で操作するっていうのは、DSでないと出来なくて、そこに焦点を合わせたゲームにするっていう発想が凄い。で、マリオの体内での行動で外のクッパが新しいアクションを覚えていくのは「次はどんなことができるようになるんだろう」的な期待を感じさせるから、面白くて止めることができなくなってしまうのです。

ということで、ゲームとしては極上なのだけど、シリーズ独特の「タイミングを合わせてボタンを押すことで攻撃力アップ！」が前提になっているから、通勤でやるにはなかなかキツい。タイミング良くマイクに息を吹きかけるとか、さすがに電車内でやるには恥ずかしいんだぜ。せっかくの携帯ゲーム機なのに、じっくり腰を据えてやらないと上手くいかないシーンが多いのが残念。

ストーリーは例によって例によった感じ（と言いつつ、ペーパーマリオシリーズと比べると従来のマリオシリーズのカラーが強い感じ）なのであえて多くを語るまでもないけど、不可抗力ながらもクッパとマリオが協力するっていうのは20年来のマリオ好きとしてはアツいものを感じます。あと、相変わらずルイージのヘタレっぷりといじられっぷりが酷い。いつからこんなキャラになっちゃったんだろうねぇ…。

難易度は結構ヌルいので、サクサク進むのも良い感じ。レベル上げとかしなくてもクリアできちゃうし。
とは言え、やり込み要素まで網羅しようとすると、アクション要素のセンスも求められるのでなかなか侮れない。チャレンジホールの全制覇とか、さすがにやる気起きないんだぜ。