2日目

2日目はアンコールトムとアンコールワットがメインの観光。

アンコールトム遺跡群


アンコールトム南大門。さすがに入り口は混んでます。
写真撮れなかったけど、門の上を野生の猿が歩いてました。うーむ、さすが田舎。



門の上の部分の拡大。観世音菩薩の彫刻。
これから行くバイヨン寺院にはこの彫刻がいっぱいあります。



本日のメインその1、バイヨン寺院。
入り口近くにある、寺院建設当時の人達の暮らしを描いたレリーフの細かくて凄い。
湖で魚を獲ったり、隣国と戦ったり、バナナ焼いてたり、闘鶏してたり。
って、よくよく考えてみると現代のカンボジアの人もほぼ同じことやってて、800年前とあんまり変わらない生活してるんじゃ。



朽ちた遺跡、バプーオン。変な名前。
バイヨン寺院よりも高さのある寺院だったのだけど、今は崩れてしまってバイヨンの方が高いんだとか。
カンボジアはこういった修復されていない遺跡がいっぱいあります。



ライ王のテラスから望む象のテラス。
象のテラスには象の彫刻がいっぱいいた。

タ・プロム


ガジュマルの樹に侵食された遺跡、タ・プロム。
遺跡を侵食したガジュマルももう朽ちて内部はスカスカ。
現地ガイドの人が「この樹はカンボジア人にとっては何の役にも立たない、正にウドの大木です」って行ってたけど、この樹はウドじゃないから「正に」じゃないよ、って思った。でも難しい日本語を知ってるものだ。



この写真の場所は映画『トゥームレイダー』の撮影に使われたということで有名らしい。
朽ちた樹の上に更に別の樹が生えて侵食してる。血管みたいで不気味な感じ。

アンコールワット


ついに来ました。いわゆるアンコールワットへの道。まだ随分遠いけど。
それでも、遺跡周りの堀を越えて、正門通った後なのでだいぶ近く。



晴れていて本当に良かった。湖面に映えるアンコールワット。湖面っていうか池だけど。
アンコールワットは本当に壮観で、歩いて向かっていくだけで気分が高揚します。



アンコールワットの壁面のレリーフはバイヨン以上に素晴らしい。感動。
写真はカンボジアのお伽噺『ラーマーヤナ』の壁画の一部。魔王ラーヴァナ。
ラーマーヤナは日本で言う桃太郎並みに有名な話のようで。
あとは『天国と地獄』や『乳海攪拌』を描いたレリーフもあった。
閻魔大王ことヤマやハヌマーンヴィシュヌ神ブラフマー神、ラクシュミなんかの女神転生の上位の仲魔に関する神話やレリーフがあってアドレナリン出まくった。



回廊を回って、やたら急な階段を昇ってアンコールワットの上層部へ。残念ながら最上部は修復中で入れなかった…。
アンコールワットは建設中に当時の王様が崩御してしまったため、ここまで来ると彫刻のない部分がいっぱいあります。
あと、仏像が結構あるのだけど全部首が取られていて、内戦時代の徹底っぷりと狂気を感じました。数百万個の地雷埋めて覚えてないとか、重要な遺跡にある仏像の顔は徹底的に奪うとか、とても正気の沙汰とは思えないんだぜ。

プノン・バケン


黄昏時の近付くアンコール遺跡をプノン・バケン山から。
ちょっとした山登りをして、物凄い急勾配のピラミッド型遺跡を昇ってようやくたどり着いた山頂。
昇るって言っても階段昇るとかそういう生易しいものではなくて、1段1段が50cmくらいの石段(しかも幅は20cmくらいだし磨り減ってる)だったからすげー怖かった。あれ絶対年間何人かは落ちてると思うんだけどなぁ…。
苦労して登った分、眺めは最高!って言っても周りは草原と森ばっかりだけど…。
あと、ツアーの都合で夕焼けまで見ることができなかったのが残念過ぎる。夕焼け見たくてぐずる嫁さんを引きずって下山。

夕食


夕食は、伝統舞踊を見ながらバイキング。とりあえずクメール料理っぽいものを選んでみました。
皿の真ん中あたりに置いてあるアモックっていう淡水魚のココナッツミルク蒸しみたいなのが超絶美味しかった。
ちょっと違うけど、茶碗蒸しに近い感じ。今回の旅行中に食べたクメール料理で一番のヒット。
あとは、カレー。カレーはココナッツミルクをふんだんに使っていて、タイのグリーンカレーっぽい。でもクメール料理は基本的にスパイシーではないので、すげぇ甘い。美味しいけど、おいらやっぱりカレーは辛いほうが好きですわ。



デザート編。フルーツポンチとサトイモのココナッツミルク煮。
フルーツポンチはパパイヤ、パイナップル、ドラゴンフルーツと南国風味でサッパリしていて美味しい。サトイモのココナッツミルク煮は、正直サトイモをデザートにする必要はないと思ったんだ。
写真はないけど、あとは寒天系とバナナ系のデザートが何種類か。基本はココナッツ風味。バナナ系は見た目が結構強烈でした。納豆を初めて見た人が「オエッ」って思うのと同じような感じだと思う。
あと、なぜかアイスがしょっぱかった。



デザート写真をもう一つ。カンボジア名物のカボチャのプリン。
つーかこれは「カボチャのプリン」ではなくて「カボチャとプリン」だと思うんだ。でも美味しい。
ちなみにカボチャの語源はカンボジアカンボジア⇒カンボジァ⇒カンボジャ⇒カボジャ⇒カボチャ。



伝統舞踊のアプサラダンス。手の動きが蓮の花が咲いて散るまでを表現するんだとか。
外国人が京都に泊まってゲイシャと遊ぶ時っていうのはこういう気分なのかしら、と思った。



閑話休題カンボジアNHKやってた。すげーどうでもいいですね。
こんなところまで来てテレビの写真なんか撮ってるなよ、って思った。