ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2007/04/26メディア: Video Game購入: 2人 クリック: 75回この商品を含むブログ (178件) を見る

FF12の続編というか外伝的な作品。FF12は駄目だ糞だと世間では言われているのだけど、個人的には結構好きだったのでこの発売は結構嬉しい。


FF12本編では、主人公はストーリー後半で完全に空気になってしまっていたのだけど、今回はしっかりと主人公らしくリーダーシップを発揮していて、作中でも成長が描かれていたのが非常に良かったです。テーマも序盤からズレることなく一貫しているし、ベタながらもアツい少年マンガ的な展開も有り。
FF12で登場しなかった召喚獣が復活しているのは、往年のファンとしては嬉しい限り。バハムートとか喚べるようになると、ゲームバランスを崩すくらいに強力で爽快。製作者はFFの召喚獣の醍醐味をよく分かってる!


ゲームシステムとしては、FF12本編に近い部分はガンビット(でも1つしか設定できない劣化版ガンビット)だけで、あとは完全にこのゲーム用の新システム。とは言え、システムそのものは割とオーソドックスなRTSなので、まあ覚えやすい。タッチペンを使わなくても、十字キーとボタン操作に対応している箇所が多いので、とりあえず通勤時間に電車内でプレイしていてもそれほど苦にならないくらいの遊びやすさ。


全体のボリュームはそこそこ(DSのゲームにしては長い)で、やり込み要素はやや少なめ(全キャラLV99にするのにあまり時間かからない)なので、壮大な内容を期待すると拍子抜けかもしれません。
が、FF12の世界観が嫌いでなければ買って損はない…はず。


あと、音楽がFF12からの流用多数なのだけど、意外とDSの音源が悪くなくて、ヘッドフォンとか使わなければ割と違和感なく聴けて良い感じでした。FF12のボス戦の音楽とかは神がかって良かったので、これもまた評価の対象。ただ、フリーバトルの音楽はランダム選択なので、ステージのイメージと全然合わない音楽だったりするとちょっとションボリ。