スーパーペーパーマリオ - Wii出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2007/04/19メディア: Video Game購入: 2人 クリック: 96回この商品を含むブログ (131件) を見る

ペーパーマリオRPG*1の続編。
…ということもなく、パラレルワールド的なストーリー(まあ、そもそもどの作品もパラレルワールド的なのだけど)なので、前作をプレイしてなくても安心。
相変わらずこのシリーズのマリオは萌えだぜ。全然ヒゲオヤジじゃない。


TVのCMだけ見ていると、とても普通のアクションゲームっぽいのだけど、実際は前作から戦闘画面を除いたような雰囲気。
ライフがあったり、攻撃力防御力があったり、ライフ回復アイテムとかをコマンド画面から使ったりと、半分はRPGっぽいです。新しいアイテム(フェアリンという特殊能力を持った妖精)が手に入ると、その能力で進める場所が増えたりするのはちょっと『ゼルダ』シリーズっぽいかも。次元ワザを使うと視点が変わって、2D画面だと通れない場所を通れる、っていう発想はかなり面白いです。


ストーリーは前作に引き続き、少年マンガ的なノリと展開。勇者とか愛とか友情とか、いい大人になって聞くと背中がムズ痒くなるようなフレーズがてんこ盛り。ちょっとワザとステレオタイプにしているのかな、と思ったら案の定作中でNPCが「いまどき勇者かよ!」みたいな自虐ネタがあって笑えた。
あと、ステレオタイプな展開ばっかりと思わせておきながら、敵中ボスが超オタクで「ボクの部屋にリアルな女の子が…」とか言い出して、いきなり恋愛ゲーム風画面になってピーチ姫を口説くとか、何の前触れもなくドラクエ風戦闘画面になったり、1ワールドまるまるシューティングゲーム化したりして、このゲームのプロデューサーは少し頭がおかしいと思った(褒めています)。


ゲームクリアにはそれほど時間がかからないものの、前作にもあった100部屋ダンジョンみたいなオマケやり込み要素なんかもしっかり用意されているので、クリア後も結構楽しめるゲーム。まあまあ良作でございました。