4日目

2日間滞在したザルツブルクを離れ、湖の綺麗なザルツカンマーグート地方を周遊しながら、ウィーンに向けて出発の日。



最初に立ち寄ったのは、モントゼーの教会。
外には何故か様々な国の国旗が。日の丸もありました。



モントゼーの教会は凄い!祭壇が超豪華!
神・キリスト・精霊の三位一体の戴冠図(下半分)と、大天使ミカエルが悪竜(西洋では竜は基本的に悪として扱われているそうです)を槍で貫いている構図(上半分)が、これでもかとばかりに金ピカに作られています。しばらく見入ってしまいました。



モントゼー(美しい湖)の名に恥じず、湖畔から見える山も絶景。このすぐ右手には「竜の背中」と呼ばれる切り立った岩山があって、ああ教会のミカエル像が倒している竜はその山の見立てなんだな、と納得。



続いてはモーツァルト母の生誕の地、ザンクトギルゲン。
母親の生まれた場所まで観光地にするのは、さすがにちょっと無理があると思った。
だって日本で「徳川家康の母親が〜」って言われても全然ピンと来ない。
ともあれ、ザンクトギルゲンにも山があって、ロープウェイで20分ほどかけて山頂まで登ることができました。
来たときは曇っていたのに、登るにつれて段々と雲が晴れてきて、見下ろす街の景色は本当に綺麗だった。
あと、山の中腹あたりはまだかなり雪が積もっていました。寒い。



山頂からザンクトギルゲンとは逆側を見ると、見事な山、山!
この写真、小さいからあまり迫力がないけど、ちゃんとしたサイズで見ると「ついでにスイスも行ってきちゃった!」とか他人様を騙すことができそうなくらいの絶景。



山頂から見下ろしたザンクトギルゲンの街。
登って良かった!と思える光景。



続いてはザンクトボルフガング。
オペレッタで有名(らしい)な白馬亭で食事。ここで食べた鱒の塩バター焼が超絶に美味しかったのだけど、やっぱり川魚は骨が多くて、食べるのに物凄く時間がかかった。
写真はザンクトボルフガング中心部にある教会。ここはメイン祭壇が2枚ある、世にも珍しい教会。片方の祭壇は、布教の敷居を下げるために、紙芝居風な絵扉となっているのです。



世界遺産にも指定されているハルシュタットの街と湖。
と思っていたら、実際はハルシュタットの遺跡が世界遺産らしいです。時間がなかったのでこのツアーでは行かず。
それでも、湖面に映る山と街並みが本当に綺麗で、このツアーを選んだのもパンフレットに載っているこの風景が見たくなったからだったのです。
塩鉱が近くにあるので、お土産屋さんには色々な塩が置いてあって良いです。



で、この日の内にウィーンに到着と思いきや、バート・イシュルという保養地で1泊。
温泉があるというから少し期待していたのだけど、普通のスパっぽかったので敬遠。
皇帝の別荘と言われているカイザーヴィラへ散策に行ってきました。
写真がそのカイザーヴィラなのだけど、別荘でこのサイズって、ちょっとデカすぎる。
皇帝は贅沢をし過ぎだと思った。