電車男

電車男 スタンダード・エディション [DVD]

TOHOシネマズのチャートでは『バットマン・ビギンズ』を抜いて一位。凄い人気。
ってことで、ネットでの評判も悪くなかったので観にいってきました。

現実世界サイドでは電車男＋エルメス（＋その友達）しか登場しないはずのストーリーをどう演出するか不安だったのだけど、思っていたよりもずっと一般向けに映像化されていて上手かったと思います。２ちゃんねる用語とかも、途中で微妙に説明されてるし。きっと堅気の人でもそれなりに楽しめる映画…と思っていたら、後ろに座っていた女子高生だか女子中学生は「あー面白かった」とか「泣いたー」とか言っていて、さすがにそれはちょっと、と思いました。
まあ、ツッコミどころは多数あるのだけど、この映画（と原作）についてツッコむのはある意味野暮であるので、細かいことは言わないようにしたいです。それでも一つだけ言わせて欲しいのは、アキバの真ん中であれはさすがに酷い。秋葉原がこの映画を象徴するロケーションであるのは確かなのだけど…。

しかし、中谷美紀は凄いなぁ。映像化されてもやっぱりエルメスたんはとても現実味の薄いキャラで、きっと脚本を渡された役者当人は、どんな役作りをすれば良いのかサッパリ分からなかったに違いないです。結果、聖母のような人、といった風情になっていて、原作のエルメスたんより更に大いなる愛情オーラを発している人になっていたのです。
あと、これは本当にどうでも良いのだけど、個人的には中谷美紀よりも、メガネでナースな国仲涼子の方が萌えでした。