そう言えば『変身』を読み終わったのは会社の帰りの電車内だったのだけど、本を閉じてひとしきり感動を噛み締めてからふと顔を上げると、正面に座ってたサラリーマン風な人も小説を読みながら目頭を押さえていて、「あーこの人はどんな本を読んで感動を味わっているのだろう」とちょっと見ていたら、急にリーマン風の人が顔を上げて目が合ってしまって物凄く気まずかった。
事の最中に自室のドアをノックせずに開けられた時と同じくらい気まずかった*1


あまり、電車内で他人を見つめてはいけないと実感した仕事帰り。

*1:そんな経験はありませんが