D-LIVE!! (8)作者: 皆川亮二出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/11/18メディア: コミック クリック: 7回この商品を含むブログ (24件) を見る

このマンガ、乗り物がテーマにも関わらず、最近のシリーズは毎度必ずと言っていいほど、銃やら戦車やらの軍事兵器が登場してゲンナリしています。せっかく少年誌にいままであまりなかったコンセプトなのに、内容は『スプリガン』と同じで、これが作者やシナリオ担当者の趣味なのか、サンデー編集部の方針なのかはわからないけど、とても勿体無い。
初期のシナリオライターの方々を使って、もっとライトというか、単純に「乗り物カッコイイ!」と思わせる作品を作っていただきたいです。


ところで、8巻の中に、アマゾンの『カンディル』という魚が登場して、

獲物の体の穴や、皮膚の薄いところを吸盤のような口で食い破る。
そして体内でトゲのあるエラを広げ、それは外科手術でもしないと決して取り出せない

という説明がされているのだけど、本当にこんな修正の魚が存在するのか気になって調べてみるとそうではなくて、

http://members.at.infoseek.co.jp/kawa3104/kandhiru.html


カンディルのエラ蓋には鋭いトゲがあり、それが「かえし」になって1度潜り込むと、引っ張っても抜くことができません。(中略)人間が川の中で放尿をした時に、(一部表現自粛)といった体の穴に、このカンディルという魚に潜り込まれるという被害がでております。

と言う風に書かれていて、なんだかとても作中の表記と差があるというか、作中の表記は元の習性に随分と尾ヒレついてしまった感があって、実在の生物に関して嘘を書くのは如何なものかと思いました。


まあそれを言い出したら、きっと「援竜」はあんな動きはできないだろうし、これまでの話にも多分に無理が生じてくるので、まあフィクションなのだと思って看過することにしました(してないけど)。


あと、この感想だけ見ると僕はこの作品が嫌いにも関わらず買っているように見えますが、そんなことありませんよ。初期は好きでした。今は惰性で買っています。