百姓貴族/荒川弘

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

元北海道のお百姓さん、荒川弘によるギャグエッセイ農業マンガ。これは期待できるぜ!
と思って即買い。予想通り面白くて大満足でした。


もともと『鋼の錬金術師』でも、おまけページで農業ネタやユルいギャグを楽しそうに描いていただけあって、すごく生き生きして描いてる気がします。
北海道すげーなー、とか素直に思える。けど、札幌とか都市部はさすがにこのマンガみたいな出来事はないと思うんだぜ……よく知らないけど。
あ、でも札幌近郊出身の会社の同僚の人が「親父が土地譲ってくれるって言ってたけど、山深すぎるところにあるから地価つけられなくて資産価値ゼロだ」とか言ってたのを思い出したから、意外と都市部でもそういう話がある…のか……?


しかし、1話目から描かれてた農家の1日のタイムスケジュールすげぇ。睡眠時間はSE並みだし、起きてる時間はほぼ肉体労働だし、かなりブラックな労働環境だ……。一時期「田舎に隠居して畑でも耕しながら暮らしたいなぁ…」とか夢想した時期を反省した。


ユルいマンガが好きなら確実にオススメできる作品。
すでに1巻でネタ切れ気味な感じはしたけど、続刊を期待してます。