嫁さんが出張で西に行く機会があったので、便乗して京都へ。

西本願寺


到着したのが夕方で、18時まで入れるのがここだけだったのでとりあえず行ってみました。
時間が時間だったのと、大改修の最中だっただけあって、他の観光客は殆どいない。
大改修のせいで見所もあまりなかったのだけど、その分ゆっくりとご本尊を眺めることはできました。
静かで、風通しもよくてなかなか落ち着ける寺。風流。

豆水楼


「京都来たんだからとりあえず豆腐食うぞ!」ってことで、豆腐料理店へ。
ここの自家製おぼろ豆腐は滅茶苦茶ウマーい!冷やされていても湯豆腐にしても本当に美味しかった。
豆腐なので結構量を食べてもそれほどお腹は重くならないのも○。その分、動物性淡白はちょっと不足気味。
日本酒も美味しかったのでもっと飲みたかったのだけど、翌日は早起きの予定だったので我慢。

下鴨神社


翌朝は6時半前に起きてホテル近くの下鴨神社へ朝の散歩に。
朝でも結構地元の人が散歩に来ていた。
糺の森という参道と、その脇を流れる小川がとても綺麗で心地よかったです。
人のいない境内は鬱蒼とした雰囲気で少し怖かった。昼間はもう少し賑わって明るい雰囲気になるのかしらん?

南禅寺


今回の旅行のテーマは「庭を楽しむ」ということで、南禅寺の庭を見に行ってみました。
写真では全然伝わらないのだけど、池が光を反射して、それが頭上の木を照らしているのがなんとも幻想的で良かった。あと、ここの庭は蛙と鳥の鳴き声が気持ちよくて、縁側に寝そべって酒を飲みたくなりました。*1


あと、茂みからガサガサ音が聞こえると思ったら、ヘビが喧嘩してた。
で、勝者のヘビのご近影。負けたヘビは池に落ちてそのままどこかに泳いでいってしまった。ヘビは泳げるという新鮮な驚き!


合わせ鏡のような不思議な光景。これも南禅寺

無鄰菴


おそらく今回の旅行で最もマイナーなスポット。
ここで抹茶を飲みながら一しきり庭を眺めていました。
無鄰菴は他の寺や神社と比べると非常に歴史が浅いので、他の日本庭園とはちょっとイメージが違って和洋折衷なイメージ。南禅寺の方が古き良き庭園な感じで良かった気がします。

知恩院


知恩院には七不思議と言われる伝統の展示物があるのだけど、そのうち半分はその改修の影響で、見られるものが限られていました。ガックリ。でも、三門と本堂は滅茶苦茶でかくて立派。30人からの坊さん達が一斉に経を上げるのは圧巻でした。

川富味


祇園の町屋の並びで昼食。
店に入ったときに、僕達以外に客が誰ーーーーーもいなかったので、とても不安になったのだけど、味はとても美味しかった。茗荷と生姜とじゃこの炊き込みご飯は超絶品。季節の京野菜はやっぱり良い!
この町屋の並びの店はどこもランチで3000円超の値段の中、この店は1800円でそこそこ量が食べられてとても美味しいのだから、非常にオススメ。

晴明神社


安倍晴明ゆかりの神社。なんか陰陽師グッズがいっぱい売っていたり、芸能人のサインがいっぱい飾ってあったり、映画版陰陽師の写真やポスターが飾ってあったりで、とても由緒正しい神社とは思い難い胡散臭さがありました。

二条城


でかい!広い!さすが徳川家の城だけあって、スケールは圧倒的でした。
ちょっと観光客が多すぎてゆっくり回ることができなかったのが残念だけど、昔の将軍様の暮らしぶりを垣間見ることができてとても良いです。ただ、スケール的にもモノの豪華さ的にも、オーストリアで見たハプスブルク家の宮殿の方がゴージャスだったので、まあやっぱり日本は島国なのだな、と思った。

抹茶スイーツ 都路利


疲れてきたので祇園の有名店で休憩…と思ったら滅茶苦茶混んでる!
この写真の後ろにはあと数十分分の行列があって、抹茶スイーツを拝むには1時間近く待たされました。
でも、それだけの行列ができるだけあって味は美味しい!特に抹茶アイスが凄く美味しい。これはいままで食べた抹茶アイスでも指折りだった。

戦利品


で、今回も戦利品がいっぱい。
何を血迷ったか、ラムネ味の「おたべ」を買って、これもそこそこに美味しかったのだけど、あとでノーマルの「おたべ」を食べたら、そっちの方が断然美味しくて損した気分になった。やっぱり伝統の味は、みんなが美味しいと思うから伝統なんや!
あと、祇園西利っていう漬物屋で買った漬物が超美味しい!駅の土産屋ではあまりみかけなかったので、祇園を通りかかった人は是非是非買ってみてください。絶対損はしません。

*1:夢枕獏の『陰陽師』のワンシーンみたいに