2005年ベスト
今年はあまり本を読む機会がなかったので、ベストと銘打つ程のこともないかとは思うのですが、記録として残しておきます。ただ、「今年刊行の本」は殆ど読んでいないので、「今年読んだ本」のベストです。
まず、東野圭吾の『秘密』*1は外せません。
ラストのインパクトがかなり大きくて、何度でも思い出し泣きしてしまいそうな作品。
もう少し年齢を重ねてから読んだりすると、また感慨が深くなるんだろうなぁ、ということで、数年おきに何度か読んでしまうであろう名作でした。
あとは、舞城王太郎に尽きます。今年一番の掘り出し物。
『煙か土か食い物』*2は面白すぎて3回は最低でも読んでしまいました。舞城王太郎作品は、あの句読点の少ない文章を一気読みする爽快感が、体感レースゲームに似た陶酔を味わわせてくれるような感じで好きで、多分新刊が発売される度にチェックしてしまう作家にエントリされました。
