星の王子様/サンテグジュペリ

名前はずっと前からよく聞いていたのだけど、読んだことのなかった本。
ウチの嫁さんが大好きなので、読んでみたかったのだけど、文庫がなかなか見つからなくて、最近発売された新装版を買ってみました。


で、児童向けの本として取り扱われることの多い本だと思っていたのだけど、いい歳こいたオッサンが読んでも十分に面白いというか、深みを感じるというか、なんとなく胸に響く内容の作品だったのです。むしろ子供にはちょっと難しいんじゃないのかな、と思ったりします。


台詞回しや設定がユニークなだけではなくて、それが現実への暗喩だったりと、ちゃんと読み解くともっと面白そうなのだけど、どうやらそれをやるには原文を読み込むのが一番良いらしくて、それにはフランス語を1から勉強しなければいけないので挫折。


書かれてから何十年も経った本にしては未だにファンが多いと思っていたのだけど、なるほど納得のできる内容でした。