代々木公園のあたりをひとしきりうろついて、通りでニンジャの様な恰好で踊る青年団やら、EXILEのような曲調の歌を歌ってバックでは謎の黒い人たちが踊っているジャニーズ系の青年団やら、つじあやのやらaikoヤイコにそっくりな音楽性の女の子やらを生温かい目で見守った後に、その筋の人達の間では有名らしい年末恒例行事、ベートーヴェンの第9のオーケストラを拝聴してきました。


いや、これは素晴らしい。
オーケストラの生演奏なんてこれまで聴いたことなかったけれど、想像よりもずっと迫力があって、後半の混声合唱団の入る辺りの盛り上がりは鳥肌モノでした。


パチパチパチ。僕はここに居てもいいんだ!「おめでとう!」「おめでとう!」


というネタはお約束なので放っておくとして、本当に良かった。
演奏している人達が凄いのは勿論のこと、作曲から200年近く経ってもまだ異国の人の心を動かせるような音楽を創ったベートーヴェンは、今更僕が言うまでもないことなのだけれど、紛れもない天才だと思いました。
来年は、もっとバリバリに音圧を感じることのできる距離の前列で聴いてみたいです。


あと、余談。
マンガなんかではああいうコンサートが終わった後に「ブラボー!」と叫びながら立ち上がって拍手するシーンがよく見られるて、でもそれは飽くまでもマンガの世界の話で現実にそんなことする奴はいないよな、と思っていたのですが、最後の楽章が終わった瞬間に本当にそれをやっている人がいてちょっとビックリした。ある意味カッコイイ。僕もやれば良かった。