動物のお医者さん/佐々木倫子

今更僕が感想を書くまでもないマンガですが、全巻読み終わったので。


面白かった!
読み始めるまでは、タイトルからして絶対に「瀕死の動物を獣医さんが必死で助ける」とか、ちょっとお説教くさいような感動モノだと決め付けていて食わず嫌いをしていたのですが、良い意味で裏切られました。まったりほのぼのとしたコメディー。すごく好き。


究極超人あ〜る」とか「恋愛ディストーション」とか「げんしけん」の様に、「ちょっと変な環境にいる普通の人達の日常」が1話完結形式で描かれているので、安心して読めます。いいなぁ、獣医学部楽しそうだなぁ、とか、そういう感情に素直になれる。ウチの犬もチョビみたいに喋ったりしないかなぁ、とか(作中でも実際に喋っているワケではない)。菱沼さんみたいな社会人になりたいなぁ、とか。


最近はこういうマンガが減ったなぁ、と切に思ったりするのです。
無理に感動をさせなくてもいいから、肩の力を抜いて読めるマンガってのが少なすぎると思うのですよ。
いでじゅう」とかは結構近いような気はするのですが、ちょっと「稲中」寄りに過ぎて、安心感がない部分が多いです。


とりあえず、枕元の本棚には是非入れておきたいシリーズ。
おたんこナース」にも期待しています。