マトリックスレボリューションズ

シリーズついに完結!ホントは映画館で観たかったんだけど、当時は激烈に忙しかったのでDVDで。公開時の知り合いの人達の評判があまり良くなかったので、発売までガマンするのはそれほど苦になりませんでした。(リローデッドのときは映画公開が待ち遠しくて仕方がなかった)


で、1作目2作目と比べると、たしかにイマイチ感を感じずにはいられませんでした。「真面目にドラゴンボールをやっているバカ映画」から「映像が結構凄いSF」といった印象になってしまいました。
映像が凄いのと、なんだかんだで展開が上手いので最後まで割とダレることなく観ることができるのだけど、前作前々作にあった、終わった後にネオの真似をしてみたくなる爽快感が減ってしまったのがどうしてもイタかったです。むしろイタいのはいい大人が映画観たあとにキャラの真似をすることですが、まあそれは置いておくとして、シリーズ特有だったものを感じなくなってしまって、なんか普通の、いかにもメリケン人が好きそうな話になってしまったなぁ、と。


でも、映像に関してはホントに凄い。センチネルが数え切れない数で襲撃してくるシーンとかは圧巻で、手に汗を握らずにはいられないし、APUとかいう人間側のロボットの動きとかも相当に凄かった。
惜しむらくは、これを観たのがロードオブザリングの後になってしまったこと。映像技術に関して言えばマトリックスは他の有象無象の映画と比べると4馬身も5馬身も離している感じなのだけど、実はその遥か前方にはロードオブザリングが、みたいな、どうにも埋めようのない差を感じてしまいました。


それでも、後半はホントにバカでした。ドラゴンボールだよ!バキだよ!顔歪みすぎ!って具合で、腹を抱えて大笑いしましたよ。
大好きなシリーズの締めくくりとしてはちょっと……だったけど、それなりに楽しめました。後で最後のネオvsスミスだけ見直してみよう。