メタルサーガ 鋼の季節/サクセス
- 出版社/メーカー: サクセス
- 発売日: 2006/06/15
- メディア: Video Game
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メタルマックスシリーズの、「生身で歯が立たないなら戦車で大砲ぶっ放せばいい」な、これまでのRPGにない強引な設定がファミコン時代から好きだったんだぜ。今作もその雰囲気をしっかりと踏襲してる良作……のはずだったのだけど…。
日記にはあまりネガティブな意見を書かないようにしているのだけど、この作品はいろいろとアレな点が多かったので少し書いておきます。
- タッチペンしか使えない
- 説明書の最初に書いてあるのが「タッチスクリーンにふれることですべてを操作する、フル・タッチ・オペレーションになっています。ボタンは一切使用しません」。…いや、そういう余計な気遣いはいらないから十字キーで移動してAで決定してBでキャンセルさせてくれ!移動するにもずっと画面にペン触れさせてないといけないから異常に疲れるんだよ!
- 歩くの遅すぎ
- とにかく遅い。ゲーム開始1時間でくじけそうになるくらい。フィールド移動時間が殆どなんじゃないかと思った。でも15時間くらいプレイしてたら意外にも慣れてきたので実はそんなに遅くないのかもしれません。
- バグ多すぎ
- とりあえず全然デバッグできてない。バグのせいで賞金首が一匹捕まえられなくなりました。調べてみると戦車が消え去るバグとかもあるらしい。なんじゃそりゃ。あと、敵のCユニット(戦車のCPU部分)ジャックっていう攻撃喰らったらゲームがフリーズした。「DSのCPUがジャックされた!」って思いました。ある意味最強のメタ攻撃。プレイヤーの精神的ダメージも大きいんだぜ!
他にも、せっかく仲間の職業が増えたのに連れて歩けるのは一人だけとか、戦車は1台しか戦闘に参加できないとか、ラストダンジョンが発狂系*1だとか不満はあるものの、ゲームバランスはヌルすぎず難しすぎない歯応えのあるバランスで、ストーリーもありがちながらも良好。相変わらず戦車改造も楽しいし、過去の雰囲気を色濃く残していて思わずニヤリとするようなネタも満載で、バグさえなければ良作を銘打たれたかもしれないのに、残念過ぎます。
1,000円で30時間遊べたと思えばまあ得した気分。
*1:だってタッチペンでしか操作できないのにちょっと移動をミスるとスタート地点に強制送還されるし、その間のランダムエンカウントは先制攻撃喰らうと確実に全滅だし、何回やり直しを強いられたか分からない。強制送還される度に心の中で「ぬあああああ!!」って叫びながらプレイして、最後の最後はは嫁さんにやってもらった