テイルズ オブ ジ アビス出版社/メーカー: ナムコ発売日: 2005/12/15メディア: Video Game購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (229件) を見る

会社の同僚から借りてようやくクリア。3ヶ月くらいかかった。長い!


長かったのだけど、シナリオは非常に良かった。
ジャンルに書いてある通り、主人公が「生まれた意味を知る」ストーリー。
ストーリー後半は重くてクサくてこっ恥ずかしい会話ばかりなのだけど、それまでの長い長い展開がしっかりとキャラクターに感情移入させるように出来ているので、ちゃんと面白く感じられる。
辛いのは物語序盤で、主人公が物凄いDQNっぷり。僕がいままでプレイしたどのゲームの主人公よりDQNで、「これがエンディングまで続くのは酷すぎる」とまで思います。(紆余曲折合って序盤を過ぎれば全然気にならなくなるのだけど)


会話イベント(音声アリ)が多いのも、感情移入させるのに一役買っているのは確か。
単にストーリーに沿うだけの会話だけではなくて、ギャグあり日常ありなので、キャラクターが生きてきます。
が、あまりに会話イベントが多すぎる。プレイ時間の内半分はキャラクターの会話を聞いてるんじゃないかしら?と思うくらい。3分フィールドを歩くと会話イベント、5分ダンジョンを歩くと会話イベント、とゲームのテンポを崩すくらい会話イベントが入っているのはちょっと微妙。キャラの声が気に入らない人は耐えられないんじゃないかなぁ、と心配してしまいます。


あと、それだけ会話イベント盛りだくさんなのに、2週目プレイを前提とした隠し要素が多いのもいただけない。
さすがに60時間をもう一周はできんよー!


とまあ、ゲーム的にはイマイチというかゲーム部分が少ないので、壮大長大なアニメ映画を観るような気分でプレイできる方は楽しめるかも。
って、まあ要するに、しっかり「ゲーム」を楽しみたい人にはオススメできないかな、と。