手紙 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/10/06メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 174回この商品を含むブログ (528件) を見る

映画の評判がとても良いので、読んでみたかった作品。
またまたこれも良かった!やっぱり東野圭吾作品はなかなかクオリティ高い。


序章から手に汗握るような展開で、東野圭吾の感想の度に書いているけど、さすがのストーリー構成。
ほんの出来心で強盗殺人を犯してしまった兄を持つ主人公の苦悩を延々と描いていて、とても鬱展開。
ただ、ラストがとても感動。それまでの鬱展開があるから、その瞬間の主人公の気持ちがグッと流れ込んで来て非常に良いです。ここ数年読んだ本の中では、非常に良いエンディングの部類でした。


ただ、終盤までの鬱展開が、割とご都合主義なのにちょっと引っ掛かる人がいるかもしれない。悪く言ってしまえば「こんなのありえねーよ」的な陳腐な展開。社長の一
それさえ気にならなくて、鬱展開にも耐えられる人であれば非常にオススメの作品。